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あなたがカップラーメンを食べたいと思っているときに、「お湯を注いで10分待ってください」とケースにかかれていたら、あなたはそのカップラーメンをコンビニで買うでしょうか。 おそらく買わないでしょう。 なぜ買わないかと言えば、他にも同じようなカップラーメンはいくらでもあるわけですから、どうしてもそのカップラーメンを食べなければならない必要性はないのです。 それに反して、日本一うまいと評判のラーメンなら、ラーメン好きの人なら1時間や2時間ぐらい待っても不服を言う人は少ないでしょう。 長時間待てるかどうかは、好きかどうかということと、対象物あるいは相手に権威を認めているかどうかです。 これは人間関係にも通用することで、自分より下の後輩や部下と待ち合わせているときに、部下が少しでも遅れてくると腹立たしく感じるものですが、もし、上司が遅れてきたような場合には、「仕方ないか、いろいろ忙しい時期だから」と思って自分なりに納得するものです。 そして、待つ時間の許せる度合いというのは、相手の威厳の大きさに比例するといわれており、威厳が大きいほど、待つ時間が長くなっても許せるということです。 もし、あなたが日本の首相と会うことができるアポイントが取れた場合、首相の控え室で2時間待たされても不平の一つも言わないでしょう。それだけ相手の権威が大きいのです。 ですから、あなたの同僚が大事な会合の時間にわざと遅れてくるようなことがあれば、それはあなたを自分より下に見ていて、横柄な態度を取っているのです。 社会的地位の高い人はやむを得ないにしても、あなたと同程度の地位にある者が、わざと遅れてくるような態度に出るようであれば、交渉ごとにしても商談にしても、難航することは間違いないでしょう。 こういう相手には気を抜かないことです。 |
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