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電話をかけていると、周囲の状況が見えなくなるものです。 つまり電話中は、ふだんは冷静さを装っていても、つい本音の気持ちが出てしまうものです。他人の田など、あまり注してみることはありませんが、あなたが電話している人の仕事に対する考え方などを知りたいときには、そのときの状況を見逃さないことです。 @ 受話器の下のほうを握る人 人間は、相手の説明や話に、どのように対応しようかと真剣に考えているときには、当然、その答えについては口から発するものですので、受話器も自然と口に近いほうをしっかり握っているものです。 このタイプは、仕事に打ち込む真面目なタイプです。 いい部下です。 A 肩で受話器を押さえている人 相手の説明や言い分に、自分なりにしっかり把握しようと、机の周囲の資料などを探しているときに、自然と受話器を肩で押さえするポーズを取るものです。 こういうタイプは、自分が納得するまで、仕事を追及する人で、人一倍努力家であります。実行力もあるので、仕事を安心して任せられます。 B 受話器の上のほうを握る人 先ほどの受話器の下のほうを握る人と正反対で、相手への電話対応に自信がないため、受話器を持つ手も口から遠いほうに自然といってしまうのです。 仕事に対する熱意や意欲が薄く、気が小さいので、あまり仕事のことで怒りすぎますと、精神が萎縮してやる気をなくすこともあるので要注意。 ゆとり世代に多いタイプです。 C 受話器の真ん中を握る人 人間は中庸の精神が大切で、基本的には右にも左にも傾かないことが一番で、真ん中を握る人も、だいたいは温和で精神的にも安定して穏やかなタイプです。 こういう人は、仲間からも好かれ人望はありますが、仕事では強引な手法がとれないため、出世競争からは外れる可能性があります。 ただ、組織では、仕事をやりすぎる人だけでは成り立たず、こういう人格円満な人もおらなければ、ギスギスした関係になります。 D 受話器を両手で持つ人 このような持ち方は、普通は右手で受話器を握り、左手で受話器の下を持つような形になりますが、この左手は相手に周囲の声とか自分の声を聞かれないように、受話口をふさぐために準備しているのです。これが習慣になっているのです。 ですから、いろいろと内緒ごとの多い人であり、用心深さが身についたものです。 仕事でも注意深くこなし失敗は少ないでしょうが、独断専行で秘密裏にいろいろとやってのけるため、気をつける必要があります。 E 受話器を耳から少し離している人 だいたい、相手の声を小さくしようと、耳から受話器を遠ざけているような人は、相手の話や説明を真剣に聞こうとする姿勢に乏しく、自分の言いたいことだけを相手に伝えるタイプです。 このタイプは、相当な自信家ですが、他人に対する配慮や気配りができませんので、大きな商談をまとめたりするには、いろいろと障害が出やすいです。 小さな輪の中では、能力を発揮することがあっても、大きな輪の中では、小人物過ぎまます。 F メモと鉛筆を準備して受話器を持つ人 万事用意周到に仕事をこなす人で、仕事を任せるにはもってこいです。 ただ、真面目すぎて面白さやユーモアには若干かけることがあるので、これから大きく伸びるためには、ゆったりした大らかな気持ちを持つことが必要でしょう。 しかし、電話をし始めてからメモ帳も探す人は、行き当たりバッタリの考え方の持ち主です。落ち着きがなく、仕事上の失敗も多いので、部下がこのタイプだと目が離せません。 G 電話をしながら手遊びする人 仕事でクレームがついたような電話であれば、話をしながら、コードをいじったりメモ帳に落書きするのは、私たちの日常でよくみられるしぐさですが、これなどは、電話の相手に余計なことを言って火をつけてはいけないという、自分を抑える気持ちが自然と出たのです。 つまり、電話の内容に不満や腹立たしさを感じているということですので、受話器を置いたとたんに怒りを爆発させる可能性があります。 |
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