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「仕事のできない人」の代表格に、「安請け合いをする人」がいます。できもしないくせに、安易に承諾する。二つ返事で引き受ける。そして誰にでも「いい顔」をしようとする人が少なくありません。 自分も多くの仕事を抱えて忙しいにもかかわらず、頼まれるとノーと言えずに引き受けてしまう。結局、期限までにできあがらず、上司や同僚、ときには後輩の協力を得て、まわりに迷惑をかけてようやく成し遂げる。 ★安請け合いは罪作りです。相手に期待を抱かせておいて、最終的に裏切ることになっているからです。 「安請け合い」とは、できもしない約束を簡単に結んで反故にしてしまって、自分にも相手にも、そしてチームにも会社にも迷惑をかけることをいいます。 なぜ、「安請け合い」してしまうかといえば、仕事というものを、どこかなめているからとしか思えません。 「何とかなるだろう」とお気軽に考えてしまって、いざうまくいかないとなったら、「すみません、できませんでした」とこれまたお気軽に謝ってしまうわけです。要するに、安っぽいのです。 営業マンのノルマくらいならまだましかもしれません。月末に手形が落とせないからと必死な形相の経営者から懇願されて、「100万円くらいならお貸しできるかもしれません」と安請け合いをしてしまったとしたら・・・・・。 当日になって、「頑張ったけど無理でした。ごめんなさいね」では済みません。相手の会社は倒産してしまいます。 ★仕事ができる人は、「安請け合い」を絶対にしません。相手から「依存」されることを嫌うし、何よりそれが自分の負担を重くしたり、仕事の質や生産性を下げたりしてしまうことを、よくわかっているからです。 もし、人から頼まれた仕事を引き受けるならば、いま自分が抱えている仕事が失敗をして信用や評価を落とすかもしれないという覚悟がなければいけません。「そんなオーバー」なと思うかもしれませんが、このくらいでなければならないのです。 仕事を懸命にしている人、仕事は生きる糧だと認識している人、この仕事と一緒に成長していくのだと考えている人は、「安請け合い」など絶対にしません。 なぜなら、「安請け合い」なんてする余裕がないほど、いま自分が取り組んでいる目の前の仕事の精度を上げようとヒットだからです。 |
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