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職場では、「ボランティア」のようなこともしなければなりません。 たとえば、社内の親睦会とか宴会や旅行、ゴルフコンペの幹事とかがそうです。就業中に打ち合わせができるわけがなく、終業後に委員が集まって、まったくの手弁当で企画を考え、ときには旅行代理店で打ち合わせをしたりするわけです。 こういうイベントの幹事ができる人は、「縁の下の力持ち」という言葉がふさわしいでしょう。 「好きでやっているんだろ?」と冷めた目で見る人もいるかもしれませんが、人というのは公平に見ているものです。 ただでさえ忙しいビジネスパーソンが、自分の時間を返上して仲間のために奔走しているのですから、リスペクトまでいかなくても、ありがたいな、すごいな、と思うはずです。 こういう親睦会の委員になる人(選ばれる人)には、ある共通点があります。 一言でいえば「お祭り人間」なのです。冷静沈着なタイプというよりも、「明るく、元気で、素直」なタイプなのです。 ★こういう委員や幹事になる人は、「便利屋」などではなく、実力者であり、みんなのために汗を流して喜んでもらえ、上からはしっかりとした評価が得られます。 社内ボランティアには、たくさんのメリットがあります。 @ 他部門の幹部や先輩たちと知り合いになれる A 部門横断的に顔と名前を売ることができる B 仕事以外の業務を勉強できる C 人事部、総務部と親しくなれる D 外部業者との人脈ができる など、たくさんありますが、一番のメリットは、やはり社内人脈が開拓できることでしょう。 仕事ができる人は必ずと言っていいほど、社内人脈が豊富です。というのも、そういった社内ボランティアの仕事をスムーズに運ぶにはどうしても他部門の協力が欠かせず、そのために、他部門と交渉したり、依頼したり、頭を下げてお願いしているうちに、人脈ができてしまうのです。 しかも、自分の仕事ぶりや実績を自然と理解させることになります。 「彼(彼女)、頑張っているね」と思わせたら、その後の仕事はスムーズになるものです。 ★目をかけた人間は特別扱いしますが、組織とはそういうものです。これを「えこひいき」という人間は、すでに「負け犬」です。 「不公平」というのなら、それは当たりません。 なぜなら、ビジネスパーソンは「えこひいき」してもらってこそのビジネスパーソンです。 |
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