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★仕事というのは、「タイミング」が生命線で。タイミングを外してしまうと、すべての努力がムダになってしまいます。 どんなに努力しても、昨日の新聞は今日売れません。完璧な企画書ができたとしても、コンペに間に合わなければ話になりません。 タイミングがいかに大切かは、ビジネスパーソンなら、誰もが認識しているはずですが、時間をかければ、締め切りや納期を無視して夢中になってしまう人もいます。 お客相手ならば、納期が厳しく決まっていることも多いでしょうが、社内の仕事では、上司が「これ、やっといて」と言えば、部下は「はい、わかりました」ということで、締め切りが曖昧なまま、あうんの呼吸で進めようとします。 しかし、待てど暮らせど報告がない。聞けば、まだ途中だという。「ならば、途中経過を報告しなさい」と注意して、しばらく経ってからまた確認すると、これがまだ途中。「いつになったら終わるのか!」と叱り飛ばすしかありません。 こういう部下は、信頼も評価もされないでしょう。 もちろん、このケースでは、きちんと締め切りを決めない上司にも原因がありますが、それにしても部下の仕事はどうしてこんなに時間がかかるのでしょうか。 次のような理由が考えられます。 「やらなくていい仕事をやっている」 「ここまでやらないでいいというほど馬鹿丁寧」 「100点満点じゃないと気が済まない」 ★いい仕事とは、注文主の望みに応えることです。500円の定食を望んでいるのに、その要望を聞かずに1万円の懐石料理を出しても、満足してもらえないし、評価もしてもらえないのです。 それをわかっているのがプロフェッショナルです。それ以外の「望まれてもいない仕事をする」のは、単なる自己満足です。 完ぺき主義から脱却するためには、「80点」を頭に叩き込んで、仕事の「スピード」を上げることに注力することです。 ★完成度ではなく、「時間効率」を上げることに視点をシフトするのです。そのほうが必ずいい結果が出ます。結果が出ることがわかれば、自ずと意識は変わるでしょう。 |
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