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職場というところは、周囲から見られていないようで、実はしっかり観察されているものです。裏表のある人などは、必ず見透かされています。 「彼(彼女)は同僚と上司に対する態度が露骨に違うね」「彼(彼女)は下請けには強い態度で出るくせにスポンサーにはへいこらしている」といったように、自分では気づかれていないと思っているかもしれませんが、実はまわりから白い眼で見られていたりします。 「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、頭のいい人は「バカ」のふりができます。どうも「地頭の悪い人」にかぎって妙に難しいことを言ったり、利口ぶったりするのです。「バカになれる人」は愛されます。 ★「バカになれる人」は、相手に胸襟を開かせる才能があるのです。 たとえば、誰かと話しているときに、自分が知らないこと、わからないことがあったとします。そのとき利口ぶらずに、知らないことは知らない、わからないことはわからないとはっきり伝えて、「教えてください」という姿勢で真摯に臨めば、誰もが親切に教えてくれるのです。 もし、そのとき、自分が知らないこと、わからないことがあるにもかかわらず、「あとでネットで調べればいいさ」などと考え、知ったかぶりをして、教えを乞わなかったとします。その場ですぐに聞けば済むことを、あとで調べるのは、時間の浪費以外のなにものでもありません。 時間を浪費するだけならまだましかもしれません。 もし、あとで調べようと思っていたけれど、忘れてしまったらどうなるでしょう。そのことを知る機会を永遠に失ってしまうかもしれません。これって恐ろしいことです。 これはとくに若いビジネスパーソンにとって大事なことです。 「教えていただけますか?」 この一言が素直に言えるか、言えないかで、その後の成長力に大きな差が出てきます。 わからないことは、上司や先輩に聞きまくればいいのです。これは恥でもなんでもありません。 ★「利口」ぶるのは仕事でも、人生においても、確実に損をします。 |
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