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本物のプロフェッショナルは、「やる気」がどうのこうのと口にすることはありません。 ★「スイッチが入ろうが入るまいが仕事をする」のがプロで、仕事は「やる気」に関係なく粛々と淡々とやるものです。 仕事のできない人は、「仕掛り」が遅いのです。ソフトが重たくて起動が遅いパソコンによく似ています。どうしてこんなに遅くなるかというと、たくさんの「言い訳」や「弁解」を準備しているからです。 「まずは、コーヒーを飲んでから、それから頑張ろう」 「部長は今日、忙しそうだな、報告は明日にしよう」 「いま、あせって進めないほうが、たぶんいい結果につながる」 「以前頼まれていた仕事を片付けてからとりかかったほうが集中できる」 このように「仕掛かり」が遅い人は、要するに「仕事を先送りしたい」のです。だから、もっともらしい理由を探すことに懸命です。両手に余るほどの仕事を抱える人がさっさと始めているのに、そんなに仕事もない人がなかなか仕事を始めようとしません。 仕事というのは、いったん始めてしまえば、誰だって集中モードに入っていくのです。始めないからスイッチが切り替わらないのです。 ★やる気に火がつくまで待つのではなく、火がついていなくても始めることがポイントです。 仕事ができる人は、とにかく仕事をスタートさせてしまいます。やる気をあげよう、などとは思いません。逆に、下手にやる気を上げてしまうと、そのあと下がるだけですから厄介だといえます。 仕事は始めさえすれば、誰もがそんなに遜色のない仕事ができます。この最初の「仕掛かり」に時間をかけるか、かけないか、ここで仕事ができる人とできない人の違いが出てくるのです。 どうせやらなくてはならないなら、さっさと始めてしまう。これが「できる人の行動パターン」です。スタートしない限り、いたずらに時間だけがどんどん過ぎていきます。 仕事を始めれば、この無為な時間が生産する時間へと変わります。やる気があるかないかなどまったく関係ありません 「スイッチを切り替える」とは、「時間の中身を切り替える」ことでもあるのです。 |
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