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もしここに、「できる」「必ずできる」といつも口にしている人と、逆に「できない」「無理」というのが口癖の人がいるとしましょう。この二人がヨーイドンで、同じ仕事を始めたら、最終的には、前者がいい結果を出すはずです。 「自信」とは「自分への信仰」のことです。自分のことを信じられない人が、他人をどうして信じさせることができるのでしょう。 ★「できない」「無理だ」といった口癖の怖さは、自分が発した言葉が自分の耳を通じて、脳に入り込み、それが「心のブレーキ」「行動のブレーキ」になってしまうことです。 「これは無理だ」「これはダメだ」と独り言をこぼしていると、まだ何もやっていないのに、潜在意識が「できない」と脳のコンピュータにエンターキーを押してしまうのです。気がつくと、自分自身をすっかり「実行力」のない人間にしてしまうから、怖いのです。 一方、「できる」という人は、自然とその次に「では、どうすればできるかな」と考えます。その瞬間、脳はその問題解決のために猛烈に働き始めます。 口癖は、その人の「思考モード」を決定してしまうのです。逆に、思考モードをポジティブ・シンキングに変換すれば口癖もガラリと変わるはずです。 ネガティブ・ワードが厄介なのは、自分だけでなく周囲の人間をも腐らせてしまうことにあります。 人材殺しの犯人はネガティブ・ワードなのです。会議でいつも否定的な発言をする人、チームが盛り上がっているときに「不景気なこと」をいいだす人、口を開ければ「無理だ」「できません」と弱気な人、いつも「どうせ私なんか」といじける人・・・。 こういうパーソナリティの人は、「貧乏神」「疫病神」「死神」として、いずれ排除されます。なぜなら、こういう人間は、ある意味で組織をダメにする強力なパワーを持っていて、危険な人物だとみなされるからです。 できない、と言うか、できる、と言うか。 表現的には、その差は紙一枚ほどの差もありません。 しかし、その心理的な差は絶対的に大きいのです。 ★腐った言葉を使うと、自分も周囲も腐らせます。 |
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