|
時間の主人になるか、奴隷になるかと聞かれれば、誰しも時間の主人になりたいと思っているはずですが、現実には、ほとんどの人は時間の奴隷になっていることが多いようです。 なぜ、時間に追いかけられることになるのかといえば、締め切りや納期までに「余裕」がないからです。余裕があれば、仕事を先取りする時間だって生まれるのでしょう。 では、余裕をつくるために、どうすればいいのでしょう。 締め切り、納期までの時間を多めに取ることです。 ★10日間あれば何とかなりそうだという仕事ならば、12日と答えておく。もちろん、10日間でできるように段取るのではありません。12日間で出来上がるようにスケジュールを組むのです。 10日間でできる仕事を10日でやってしまっては、余裕がゼロだからです。 そして2日分の余裕を12日間で分けます。すると、1日に1時間くらいは余裕が生まれます。この余った1時間を利用して、第2の仕事をスタートさせるのです。 もちろん、この第2の仕事も20パーセントほど余裕をとっておきます。そして、第3の仕事をスタートさせます。 もちろん、仕事にはトラブルはつきものですが、トラブルもこの余裕さえあれば、この時間を使って吸収できるのです。 先取りの反対語は「先送り」です。いまやらずに後回しにする。 こんなことをしていたら、仕事は押せ押せになってしまい、納期に間に合わなくなるのは必至でしょう。お客との約束で最も重要なのは納期、締め切りを守ることです。 なぜならば、お客様の仕事は、納期からスタートするからです。あなたが納期を守らなければ、お客様のスケジュールに狂いが生じるわけです。 納期の遅れが何回か続くと、「あの会社はまた遅れるかもしれない。予約しなくていい。現物ができてから考えよう」と先方は考えるようになります。するとどうなるでしょう。予約がなくなってしまいます。 予約がなくなったらどうなるでしょうか。 生産量が激減してしまい、1個あたりのコストが跳ね上がります。製造原価が高騰するのに予約が取れない、つまり、売り上げ減になって赤字必至です。 先送りはこのくらい経営を圧迫するものです。 ★「先送り」は、何倍もの利息付きでツケが回ってきます。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 仕事のできる男・できない男との違い All rights reserved. |