|
組織の中で、一番下っ端の社員が、自分の意見や主張を通して大きな企画をモノにしようと思えば、まずは、係長を説得し、課長を説得し、最後は部長を説得するというのが、一般的な職場の組織ではないでしょうか。 要は、クリアしなければならない上司が多いということですが、その中でも、課長クラスを説得するのが一番効果的な方法です。 こういうときには、課長よりも上のポストである部長とか社長の考え方に添うような企画書を作成することです。 「部長が常々おっしゃっている考えかたで整理してみました」とか「社長が恒例の挨拶で三つのポイントを押さえて仕事をせよとおっしゃっていましたので、その方向でまとめてみました」など、課長よりも地位が上の上司を引き合いに出した言葉を付け加えるのです。 すると、課長も、自分よりも上の方針に基づいているという安心感を持ちますので、納得しやすいのです。 このように、もともと組織人間は権威に弱いところがあります。 ですから、自分に有利なデータを使用したいときには、「○○研究所の発表では」とか「東大の△△教授の説によれば」ということを付け加えれば、誰もそのデータを否定することができず、説得力が増すのです。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 仕事のできる男・できない男との違い All rights reserved. |