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組織のトップや会社経営者は 徳性を尊ぶことが第一になければ、 組織全体の倫理は成り立ちません。 徳性とは、もともとは道徳をわきまえた性質をいいますが、 ここで言います徳性とは、 ひと言では言い表しきれない、 まろやかな人間的魅力を備え、 深い知性に裏打ちされた人間味豊かな性質を指します。 職業や地位の上進によって、 意識して身に付ける擬態的性質ではなく、 いっさいの虚飾を捨てて丸裸になったときに キラリと光るその人だけの人間的魅力を言います。 すなわち、節制につとめ、 寡黙にして正義感が強く、バランス感覚に優れ、 慎み深く、勤勉で誠実な人格者を言い ます。 これがトップに求められる 最初にして最大の姿勢であります。 そして、 じゅうぶんなリーダーシップと的確な先見性に 裏付けられた組織全体の目標と戦略を明確に打ち出し、 必要な情報を的確に部下に伝え、 目標達成に向けて動機づけます。 指示が明確、先を見越して必要な手を、 ときには大胆に打つなどが大事であります。 |
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