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昔から天の時、地の利、人の和との言葉がありますが、時代は大きく変わりつつあり、ないないといいながらカネを持って中産階級を自負する人たちも多く、かつ人々の興味も多方面に向いている現代なので、今はどんな業種を始めるにも天の時を得ているとは言えましょう。 その上、今日ではコンピュータの全世界的なネットワークが構築されていますので、企画さえ良ければ、辺鄙な地方でも個人が事業を立ち上げられるなど、地の利もあまり問題にならなくなってきました。 それでも、「創業は易く守勢は難し」の鉄則は厳として生きていることを知らなければなりません。 新規事業にとって継続して経営するのが最大の難点であることを留意し、どれだけ忙しくても、最初は当人独りで頑張るべきで、慢心してむやみに人を増やしてはいけません。 そうでなければ、これは必ずと言っていいほど断言できますが、従業員の問題や人件費で、早かれ遅かれ行き詰まるのが目に見えています。 何にしても、結局ものをいうのは、優良な企画と、その企画を確実に実現できる知識と技術を持っていることです。 それがあれば、人は自然に、そして、いくらでも集まります。 ただし、いつの場合も頭を低くして人に接し、慢心こそが唯一の敵であると自覚するべきです。 要は「人を使えば苦を使う」ということです。 |
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