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★引き際をわきまえよ 零細企業はいつの世も資金不足、従業員は定着しない。 たとえ従業員が定着しても頼りになる人物はいない、良い企画を持ってくる部下はいない。 このようにないないづくめで大変ですが、いつかは自分も天下の大企業の経営者になってみせるぞとの意気込みを持って頑張って欲しいものです。 零細企業の指導者の第一は、志であります。 ただし、引き際を誤ってはなりません。 「出でて宰相にあらずんば、退きて故山を耕すにしかじ」という言葉があります。 大きな志を持って事業の推進に当たるのは良い。 ただし、銀行など一般金融機関から調達できるうちはまだしも、いわゆる消費者金融から借り入れするほどまでに手元が逼迫するようなら、それ以上傷口が大きくなる前に、思い切って早めに事業を整理し、故郷に帰り、他面の何か自分しか持っていない素質なり才能を活かして再起を期するほうが良いでしょう。 それはいつの日か、一国一城の主にとの夢を見て頑張ってきた人には辛いことではありますが、大体、そのような局面を迎える人は、自分が事業経営に適していないことを自覚すべきであります。 大局的見地から見て、その事業は早晩行き詰まり、取引先や納入先に迷惑を及ぼすばかりでなく、従業員や家族をもこの上なく悲惨な不幸の穴に引きずり込んでしまう公算が、ほぼ確実と予測されるからです。 |
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