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職場でもレストランでも駅でも、男女のカップルが会話をしているところを観察してみると、男性が話しているときには、相手の女性がうなずいたり、途中であいづちを打ち、ときには笑顔を浮かべたかと思うと、急に笑い出したりしています。 こんな時、相手の男性もニッコリしたり、一緒に笑い出したりしています。 実はこのような現象を心理学では、「同調ダンス」と呼ぶのだそうです。 ある実験で、会話中にわざと相手の動作やしぐさを真似た人と、それをやらなかった人とで相手に与える印象の違いを調べたそうです。 すると、相手は真似た人に好意を持つことが分かったそうです。 つまり同調ダンスを上手に踊る人は、コミュニケーションの名手だと言えます。 同調ダンスはビジネスシーンでも効果的に使えます。 初対面の相手とは、うまくコミュニケーションがとれず、何となくぎこちない雰囲気になったりしますが、そんなときは、相手のしぐさをさりげなく真似てみます。 相手がコーヒーを飲もうとしたら自分も飲み、相手が下を向いたら、自分も同じ方向を見る。相手が座り直したら、自分も軽く座り直してみます。 しかし、あまり露骨に真似てはへんな空気になりますよ。 それに追加して、表情も合わせます。 うれしい話では、相手と目を合わせて笑います。 悲しいときは、眉を下げさびしそうな表情に。 相手が怒っているときには、眉と目に力を込めて強い表情に。 要は喜怒哀楽を出すことで、あなたの話をしっかり聞いているよということがアピールでき、その場の雰囲気も和らぎ、相手も徐々に心を開いてくれるでしょう。 ◇ 積極的な「聞くしぐさ」で好感が持たれる さらに、積極的に好感を得るためには、聞く際のしぐさにも気をつけましょう。 誰でも、自分の話を聞いてくれる人には好感を持ちますので、ただ漫然と座っているだけではもったいないです。 好感を持たれるチャンスを前向きにとらえ、積極的に話を聞いている自分をアピールしましょう。 そのための簡単なテクニックがあります。 まず、状態をやや前に出して熱心に耳を傾けている姿勢を作りましょう。そして、相手の言葉に深くうなずきますが、ここがポイントです。 普通、私たちは自分がどのようにうなずいているか気にしませんが、実際に鏡を見ながらやればね、予想以上に小さなリアクションでしかないのです。 ここは一つ意識してやや大げさにうなずいたほうが良いでしょう。 真剣に話を聞いてくれていると感じる相手にはもっと話をしたくなるものです。相手の発言が増えればコミュニケーションもスムーズになり、ビジネスをはじめさまざまな場面で活躍できるようになるでしょう。 |
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