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あなたは大きな人生の岐路に立ったとき、誰かに相談するでしょうか。 占い師に看てもらうこともあるでしょうし、気軽に他人に相談できる人もいれば、一人で悩みを抱え込んでしまう人もいるでしょう。 他人に頼りすぎるのはよくないですが、やはり自分の意固地なプライドを捨て、素直に他人からアドバイスに耳を傾けると、自分の気がつかなかったことが、ハッと気がつき、遅々として進まなかった人生がぐいぐいと進むようになることもあります。 あなたはメンターという言葉をご存知でしょうか。 メンター(Mentor)とは、良き助言者、指導者、顧問という意味で、先輩社員や上司を指導者として、業務上の問題点のみならず、職業人としてのマナーなどについても学び、指導者をメンター、指導を受ける人をプロテジェ(protege)と呼ぶそうです。 メンター(Mentor)は、ギリシア神話に登場する賢者「メントール」が語源で、オデュッセウス王の友人で助言者、王の息子テレマコスの師も務めたということです。 自分の夢を叶えた人生の成功者の陰には、必ずメンターがいます。 成功者のメンターは、思い描く「理想の人生」をすでに送っている人物であることが多いです。 そのような人に相談に乗ってもらえば、自分の目標はさらに明確になるし、目標に達する手段や方法もわかりやすい。 人生の成功者は、先輩として客観的にあなたを見つめてくれて、丁寧なアドバイスをくれるでしょう。実際に、経営者でも職人でも音楽家でも作家でも、頭角をあらわす人は、人生の指導者がいるものです。 また、現在の指導者でなくても、昔の聖人は、何年も何十年もかけてあらゆる方法を講じても、運勢はいかんともし難いということを悟り、ひとつの古歌としてさまざまな教訓をわれわれに残されました。 人は昔から、 @ 自分勝手な思いこみで、行き違いや思惑違いが多い。 A 人生は浮き沈みが多く心労が絶えず、落ち着く暇がない。 B 人のために尽くしても、報われることが少なく、逆に裏目に出ることが多い。 C 悪い奴ほどのさばっている。 D 自分では一生懸命頑張っているのに、いつまで経っても芽が出ない。 E 女性ですと、男性に精一杯尽くすのに、いつも裏切られてしまう。 などして、あまりにも悲哀をかこつことが多いのではないでしょうか。 われわれは、そういう過去に幾多の辛酸をなめ、そういうほろ苦い人生の中から、ひとつの生き方を生み出した聖人の知恵を今こそ大切にするべきではないかと思います。 古歌による人生指針 ここに紹介している古歌は、どれも我々の心にグサッと迫ってきて、深い人生の意味を問うています。 |
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