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あなたの今の職場をちょっと見回してください。 職場にはいろいろな人がいますが、仕事は忙しい人にばかり集まっていないでしょうか。仕事はできる男に集まってくるのです。 仕事のできない人間は、暇をもてあましているけれども、誰も仕事の話を持ち込もうとはせず、わざわざ忙しい人にだけ仕事が集まってくるのです。 それはなぜだかお分かりになりますか。 それは、仕事のできる人は、期限内にしっかりと仕事をやり遂げることを知っているから、安心して、仕事を任せられるのです。 一方、仕事のできない人は、いくら時間をもてあましていても、屁理屈を言うだけで一向に仕事がはかどらず、そんなことなら、頼まずに自分でやったほうが早い場合だってあります。 要は仕事を期限内で完成できないため、信用できないのです。 できる男は、反応が素早く、頼んだ仕事もすぐに完成させるので安心できます。だから、そんな人は重宝されて、早く出世するものです。 複数の人たちの分業で成り立っている会社で、もっとも重要なのは時間です。時間を区切って仕事をし、次にバトンタッチしなくては仕事は進みません。 時間を守る信用こそ「あの人は仕事ができる」という指標なのです。仕事のでき、正確さなどは、その次の問題です。 人間的には良い人でも、深刻な常習犯がいます。叱られるとその場ではうなだれて反省しますが、翌日は遅刻する。 そういう人は「時間」というものを根本的に甘く考えており、人間関係も軽く考えていると思われてもしかたがありません。 ほんの数分の遅れが、自分の仕事と人間性への評価を何ランクも落としていることに気づかなくてはなりません。 「ちょっとくらい遅れても大丈夫だろう」 「あとでやればいいや」 という、一瞬の甘い考え方は、つもりつもって自分の行動のかせになります。 なにかに打ち込むためには、頭の中は常にシンプルに保たなくてはなりません。「やらなくてはいけないこと」が、頭の中にゴチャゴチャとしていることは、いろいろなところから借金をして首が回らないのと同じです。仕事も半端になってしまいます。 時間はお金では買えません。誰かが自分のために時間を割いてくれたら、それはその人が自分との関係を大事にしてくれているからにほかなりません。自分の都合で相手を振り回してはいけません。 そういう人のために、誰も自分の時間を使いたくありません。 時間の管理は、人間関係の管理でもあるのです。 |
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