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社会人の中には、たとえ仕事のやり手といわれるような人物でも、自己主張だけして人の意見を聞き入れず、ちょっと人格的に問題があるなあという人が、周囲にしませんか。 必ずひとりや二人はいるものです。 このような人は、人の意見に耳を貸さないため、自己満足の世界に陥って、世の中がまっすぐ見えないので、気をつける必要があります。 自分ほど、なんでもできるものはいないとか、自分の能力を過信して人を見下すとか、上司を上司と思わないとか、なんでもかんでも、自分ひとりの力で切り盛りできるなどと自惚れる人間ほど恐ろしいものはなく、したがって、このようなタイプの人には、最後には、何も任されないことになります。 この世の中で、自分だけが偉いんだとのぼせ上がっている人は、よく「天狗になる」と言いますが、これは天狗の鼻が高いところからきています。 鼻が高い人は、自信満々で傲慢不遜になりやすいので、注意が必要です。 このように、人は才能があるだけでは信用を得ることができず、人間にとって大切なことは豊かな人間性であります。 才能は人一倍持っていますが、人間性が欠如していればそれは人間失格であります。 では豊かな人間性を形成していくために何をやるべきか。 一言で言えば、苦労してみることでしょう。 苦労してみて、初めて人の気持ちが分かり、人への同情心、思いやりもわいてきます。 苦境においてこそ、人間は鍛えられ、進歩します。 少しイヤにことが起きたから会社を辞める、叱られたから会社がイヤになった、というこらえ性のない人には人間形成はできません。 |
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