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人は「なりたい自分を強くイメージすれば、必ず実現する」と言われます。 イメージトレーニングの場合などに使われるもので、「なりたい自分の姿」をなるべく具体的に思い浮かべて、必ず実現できるように強く信じ、イメージすることで、そうなるというものです。 これはプラス思考につながるもので、物事を悲観的にとらえるマイナス思考よりも、実現が可能になるという考え方です。 新しい出発の時にピッタリの言葉です。 何をやっても中途半端で諦めてしまう自分、そんなダメな自分を変えたいと思いつつも、どういう自分になりたいのか、具体的にイメージできない時、「なれるといいなあ」ではなく、「きっとなる」という強い意志で、自分に言い聞かせることが肝心です。 「部長くらいにはなりたいな」 「いつかは、独立して小さな店を持ちたいなあ」 「あの演歌歌手のようになりたいな」 これでは本当にイメージしていることにはなりません。 もっと具体的にイメージすることが必要です。 「いつか」ではなく、「いつ」実現したいのか、「店を持ちたい」ではなく「店を持つ」という強い意志を持って断定してしまうのです。 そのためにも、自分はどんな性格の人間で、何に幸せを感じ、これからどうしたいのか、常に自問自答することが肝心なのであります。 「なりたい自分」というのは、自分へのプラス・イメージの集大成。明確にするほど、なりたい自分の姿がはっきりしてくるのです。 これらのことは、単なる観念上のものではありません。 思い描くというのは、具体的には言葉で思い描くわけですが、その言葉に実現力があるのです。 新約聖書のヨハネ伝の中には、「初めにコトバあり、コトバは神とともにあり、コトバは神なりき、万のものみなこれによりて成り・・・これに命あり・・・」と書かれていますが、言葉は、言霊(ことだま)となって、実現力を持つのです。 あの弘法大師さまも『大日経』にもとづいて、「声字即実相」と喝破し、実相は言葉であり文字であると言っていますが、実相とは「物事がなる」ことであり、実際に言葉の力であるイメージによって、あなたの強い思いは必ず実現する力が働くのです。 |
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