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★ 初対面で忘れてならない大事な要素とは 雑談力が試される場面といえば、「初対面のとき」「話題が尽きて沈黙したとき」「苦手意識のある人と過ごすとき」というのが3大ケースでしょう。その中でも相手との距離感の測り方、詰め方がポイントになるのが、なんといっても初対面のケースです。 ひと口に初対面といっても、正式に紹介される場合もあれば、まったくの偶然で出会う場合もあります。紹介された場合なら、まずは元気に向き合って自然な笑顔で、開口一番「よろしくお願いします!○○です」とさわやかなあいさつで始めるのがいいでしょう。 不思議なもので「よろしくお願いします」と笑顔でいわれると、人は悪い気はしませんし、日常の中でおろそかにしがちな最初のあいさつをきっちり行うと、それがいい意味での「つかみ」となり、相手と雑談しやすい空気をかもし出します。 一方、「たまたま隣の席に座った」とか「街や電車の中で見かけた」などの偶然の場合も、最初に目と目と合わせるアイコンタクトであいさつし、少し近寄って微笑んでから「こんにちは」と声をかけるのが手順になります。 「目と目を合わせてあいさつする」という行為には、声を発する場合と声を発しない場合がありますが、いずれのケースでも目を合わせることで意識をこちらに向けさせることができ、そこで微笑むことによってお互いの警戒心や緊張感を自然とほぐすことができるものなのです。 紹介やお見合いはもちろん、偶然の出会いやナンパ、合コンなどでも大事なのが第一印象です。美人やイケメンといった顔のつくりの良し悪しはさておき、表情は、口角を上げることを習慣にした明るい表情を常に意識してみてください。誰からも好かれる柔和な表情で話しかけられたら、相手もなかなか邪険に扱うことができないものです。 つまり、@まず会釈し、Aパーソナルスペース(知らない人同士が会話をする場合や商談をするような場合の社会距離では、相手と1.2〜1.3mの距離)に入り、B目を合わせて、C柔和な表情であいさつするのが、初対面でのポイントです。 ★ パーティーで壁の花になっていたら そして次に大事なのが、D声かけです。たとえば、取引先の立食パーティーで壁の花になっている人を見かけたら、最初にどんなひと言をかけるのがいいでしょう。 「このパーティーははじめてですか?」と声をかけるのもありですが、ただこのような質問による声かけよりも、「居場所がなくて困りますね」と声をかけるほうが、相手も共感して「実は私もそうなんです」と応じやすい面があります。 しかもこのようなケースでは、「こういう場所は苦手で知り合いがいなくて困っている」という弱みが共通点となるため、通常より強い結びつきが生まれるメリットも期待できます。 初対面の雑談では、このように共通点を見出し、さらに答えやすい質問で話を掘り下げ、回答にあわせて自分の話を盛り込む、といった流れでお近づきになりたいものです。 【レッスンポイント】 ★ 相手の情報が何もない状態でその人と接する初対面では、@まず会釈し、A近づいて体を向け、B目を合わせ、C柔和な表情であいさつするのが、最初の入り口です。 ★ 立食パーティーで壁の花になっている人を見かけたら、知り合いがいなくて困っていることを共有できる「居場所がなくて困りますね」で声をかけるのがおすすめです。 |
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