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★ 仕事が全部重要だと思ったら大間違い 仕事がすべて、全力を尽くさなければいけない重要なものとは限りません。仕事には重要度の差がうるからです。 ありとあらゆる仕事に全力を尽くしていたら、体力がいくらあっても持ちません。力を入れるところには全力で取り組み、力を抜けるところではそれなりに進める。仕事の速い人は、そのバランス配分が分かっているのです。 では具体的にどのようなポイントで緩めの力配分をすればいいのか、解説しましょう。 ★ 社内で見せるものなどはきっちりし過ぎなくていい 緩めの力配分でいいものとは、ズバリ「内向けのもの」です。社外の人に向けて作る制作物と、社内で作る説明用のレジュメなどでは、当然社外向けのものに全力を尽くすべきです。社内でのみ使うものはこだわらずにスピード重視で片付けることです。 たとえば、社内で毎週行われる定例会議用のレジュメ。これに丸一日かけて、渾身の一枚を作るのはただの時間の無駄です。レジュメ作りの時間よりも、肝心な会議を実りの多いものにするために、議題や提案内容をじっくり考えたほうがいいはずです。仕事から無駄を省いて、本当に必要な仕事のクオリティを高めましょう。 ただし、「スピード重視」や「緩めの力配分」とはいっていますが、誤字脱字が多かったり、説明が不足していたりと、見る人のことをまったく考えていない仕上がりではいけません。余計な頑張りをせずに、必要最低限の内容と労力で済ませるということです。 ★ いくらでも直すチャンスがあるものは大雑把でもいい 最終的にはしっかり仕上げないといけない仕事でも、細かいところが気になってなかなか進まないという場合は、とにかく最後まで進めてみたほうがいいでしょう。 とにかくきっちりしていないと気がすまない完ぺき主義の人は、最初から最後まで順を追って仕事をしたいと考えがちです。でも、そんな人が工程の序盤で詰まってしまったらどうでしょう。 「ここで完璧に仕上げないと、次の段階に行けない」となると、そこで仕事は停滞してしまいます。そのままではどんどん仕事が遅くなるばかりです。それならば、最初からきっちりとした内容を作ろうとせず、取りあえず大雑把に仕上げましょう。 期限まで時間に余裕があったり、社内で何度かチェックする機会がある仕事であればなおさらです。問題点はしっかり直せばいいのです。 最初からすべて完璧である必要はありません。 最初から完璧であることはある意味自己満足のようなもので、周りに何も影響を与えない自分だけのルールに過ぎません。 そしてそれはいわば舞台裏での話です。最終的な舞台(完成品)が完璧に仕上がっていればいいのであって、舞台の裏がただの張りぼてでも問題ないのです。決してそれを勘違いしないようにしましょう。 【仕事の速い人のポイント】 ★ 重要な仕事に全力を傾けるため、他を最低限で済ますことを覚える。 |
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