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★ 残業は「いたしません!」の姿勢で、就業時間内での集中力と仕事の質を高める 日本にはなぜか「残業は当たり前」の風潮があり、周囲に気兼ねして定時退社するのをためらいがちな「いい人」タイプほど「残業組」に取り込まれやすいものです。 サービス残業が禁止されたりノー残業デーが儲けられたりと、日本企業の悪しき習慣ランキング1位の残業を減らす努力もされているようですが、なかなか抜けきれない会社が多いのが現実です。 働く側の意識も、人によっては残業おり込み済みで仕事を進めているところもあり、「毎日定時で帰る人」と「残業する人」にはっきりわかれる傾向があります。 そんな残業を「いたしません!」と拒否する小気味いいワークスタイルで人気なのが、テレビ朝日系の『ドクターX〜外科医・大門未知子』というドラマです。米倉涼子演じる主人公は医師免許のいらない雑事は一切せず、残業しない主義を貫く凄腕外科医という設定です。 フィクションとはいえ、この「いたしません!」の視点でしゃんない業務を再点検してみると、非効率な打ち合わせや雑事が多く、すっかり定番化した残業もそのひとつに挙げられるのです。 そもそも、残業は正規時間外労働で、時期限定メニューというのが本来の姿です。しかし長引く不況で一人当たりの仕事量が以前より増した今、損行することを定番メニューにして仕事を組み立てたくなる人も多いことでしょう。 ですが「今日は残業してもいい」と思って朝から働いていると、どうしても就業時間内での時間の使い方がルーズになり、集中力が下がって仕事の量の質が落ちてしまうのです。 また、毎日のように残業していると「定時で仕事を終らせられない人」と周囲からの評価もまた下落しがちです。 つまり残業には、頑張りに見合うほどのメリットは実はあまり見当たらないのです。 ★ 効率よく仕事し定時に帰れば、自分の時間が増える もうひとつ見逃せない残業のデメリットが、会社にいる時間が長くなればなるほど、反比例して自分のために使える時間が少なくなるという点です。 四六時中、会社にいると知らず知らずのうちに自分が会社人間になっていても気づかないものです。そうならないよう、社会人は休日とアフターファイブを活用して、いろいろな人と会ったり、いろいろなことを体験したりして、さまざまな刺激を受けることが自分を大きく成長させる糧となるのです。 そんなチャンスを残業で潰さないようにしたいなら、最初から「私は定時で帰る人です」ということを周囲に伝え、定時まで効率よく仕事をこなすことです。 そのためには、以下のような「やらなくてもいいこと」を極力省くことも大事になってきます。 【できるだけ「やらなくてもいいこと」のリスト】 @ 長すぎる会議 A 過剰な接待 B 勤務中のニュース検索 C 時間泥棒の長電話 D 後輩や部下に頼める仕事 E 当たり前の残業 社内で「やらなくていいこと」は意外とあり、たとえば、会議が自分は参加しなくてもいい内容なら、事前に主宰者に相談すると同意が得られることもあります。できれば上記のような要素を極力減らし定時内の仕事を効率化すると、定時で帰ることにもつながるでしょう。
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