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★昔から「顎で人を使うとか命令する」などと言いますが、ある意味で、顎(あご)は、支配力の強さを示しています。 だいたい、人を小ばかにしたようなときには、顎を前に突き出しているものです。それだけに顎の角度によって、その人の置かれている地位とか役割などがわかってしまうのです。 本来、顎は男性的なパーツであり、女性は丸みを帯びているので、シャープな顎は男性らしさの象徴ともいえるでしょう。 その男性特有の魅力ともいえる顎のボディーランゲージに、もっと注目してみてはどうでしょう。 ★あなたが思っている相手への評価・力関係のメッセージは、顎を見ていると面白いようにわかります。 この顎の五つの角度に気づくことが大切です。 @ 「疑惑の角度」・・顔がうつむいたとき 「こいつ何を考えているんだろう・・・」と相手を探っているとき、知らず知らずにかなり顎を引いています。首が短く見えるだけでなく、目つきまで悪くなっています。 A 「不安・受身の角度」・・・顔がややうつむいたとき やや顎を引いた角度で「大丈夫、なんでもないよ」と、言ったところでたいていはバレバレです。自信のない不安な内面が表れたボディーランゲージです。 これは目はその人の感情をよく表しますので、モデルが写真を撮るときにも使う角度で、控えめな女性を演出するしぐさとして無意識に、また、小悪魔的な女性は意識的によく使う角度です。ハンターに狙われた小動物のように目線がやや上目遣いになります。 よほど可愛い女性なら「守ってあげたい」と感じるでしょうが、ビジネスの場面で大人の男が顎を引いて上目遣いをとていたら、まとまる商談もまとまらないでしょう。 これは自分で「叱って」とサインを出しているようなもので、上司も必要以上に叱責してしまうでしょう。 B 「説得・肯定の角度」・・・真正面を見たとき 首をしゃきんと伸ばし、顎の角度は床と平行にした顎位置です。目線がまっすぐ相手に届くので誠実に見え、信頼できるのです。営業・プレゼントならもちろんこの角度です。 自然でリフレッシュした位置は、説得もしやすくなるでしょう。 C 「自信の角度」・・・少し顔を上げて顎を前に出したとき ちょっと自信を持っている人は、わずかに顎をあげています。さらに左右どちらかに傾けて、指先が軽く触れる程度の頬杖をつくしぐさにすると、ナルシストな男に見えたりします。 ただ、弱気でなめられやすいタイプなら、自信の角度まで顎をやや上げることは有効です。男が歩くスタイルとしても有効でしょう。目線を少しあげて歩くだけで、颯爽とした印象になります。 D 「横柄な角度」・・・顔を上げて顎を突き出したとき これは横柄で傲慢なメッセージを出しています。目線も上から下へと見下すようになり、いつも威張っている人のしぐさとも言えます。 これらは、気づかないうちに、誰もが発信している顎のサインです。 今一度、普段の自分がどんな顎位置をしているか、親しい人に聞いて見たり、鏡でチェックするのもいいでしょう。 ですから、知らないうちにできあがった行動習慣を、ビジネスに活用できるように少しずつ変えていくことも大切です。 |
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