|
★昔から「目は口ほどにものを言う」と言われていますが、目はその人の感情をよく表しますので、相手の視線の微妙な変化から心を読み取ることができます。 女性がつい見てしまうパーツの第一位に「手・指先」がありますが、そのあとに続くのは、目、腰の線、あごのラインのようです。中でも、目が澄んだ爽やかな男性は圧倒的に人気があります。 しかし、だいたいは逆で、その「目つき」で嫌われることが多いのです。 女性は男性以上に実に細かいところをよく見ていますが、目の動かし方が繊細でうまく、じっと視点を定めて見るというよりも、後ろ姿やスマホで話しているときの言葉遣いとか、そういった本人わからないところ、目には見えないものまで捉えて観察しているものです。 男は視線の動きが女性ほど器用ではないから、露骨に上下にしっかり動き、また会話中も相手の目以外のところに視線を動かしたりしています。 あなたが普段、どんな視線を送っているかはわかりませんが、好奇心を持ち、興味のあるものを見るのは、決して悪いことではありません。むしろそれが自然でしょう。 ★ですが、ビジネスで対面しているときには、不必要な目の動きを自制し、会話中は理性を持って肩より上だけに視線を釘付けにしておくことです。そのうえで、挨拶は口ではなく、目でする、と心得ておくのがいいでしょう。 もちろん「大きな声で元気よく」はサービス業なら当たり前であり、大勢の人に向けても同様です。 それでは、ここで、一対一の場合のビジネスの場にふさわしい挨拶をご紹介しましょう。 【挨拶の仕方】 @ 目線は上下せずに顔全体をふわっと優しい笑顔で相手を見る。 この際、すぐに話し始めるのは、ビジネスマンがすることではなく、子供がするものです。 A 「はじめまして+○○さん」と声の挨拶をしたのち、好感を抱きながらお辞儀をする。 相手の名前をつけるとより好印象となるでしょう。 B 礼が終わるとまた相手に視線を戻し、アイコンタクをする。 ただ初対面で好きでもない相手に、好感を抱くというのは難しいことですが、心理学的には、相手に好感を抱かないと、相手も自分に好感を抱かないという原則がありますので、少しでも好感を抱くようにすることが大切です。 そのためには、礼をしている間、無心で頭を下げる動作だけを行うのではなく、「どうぞよろしく」「大好きです」などとポジティブな言葉を心の中で唱えることです。そうすると、自然に目の前の人に少し好感が抱けてくるはずです。 これらは、実践で体得するしかないかもしれません。 ただ、あなた自身が相手に好感を持つと、相手からまず嫌われることはないはずです。 シンプルですが、ビジネスマンの基本の心得です。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 仕事のできる男・できない男との違い All rights reserved. |