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今の日本は景気がいいとは思わない人のほうが多いそうですが、どこを基準にして言っているのでしょうか。 終戦直後は何もありませんでした。あの頃に比べると今は景気が良すぎるくらいです。配給でも食べるものがなかった時代と比べたら、今はまったく不景気ではありません。 ちょっと前のバブルの頃を基準に考えたりすると、今は不景気だと思ってしまいますが、むしろバブルの時代のほうが狂っていたわけです。バブルはそのために大きな犠牲を結果的にもたらしたのに、やっぱりあの頃はよかったなどと言っている人もいまだに多いのですから世話がありません。 不利になった時は、誰しも状況が良くなるイメージを持とうとします。しかし、現実派イメージどおりにいかず、ますます苦しいところに追い込まれたりします。ポジティブシンキングがかえってマイナスに作用するのです。 そんな時は、むしろその逆を行ってもっと悪い状況をイメージするのもひとつの手です。 ★ミスをしたりダメな時にはもっと悪いことが起きていたらと考えて、それにとらわれた気持ちから自分をふりほどくのです。 5のミスがあったら10もなくて良かったと考える。そうすると、全部のミスがたいしたことではないように思えます。命までは取られることがなくて良かったと考えれば、何が起ころうとたいしたことはないと思えるようになって修正力が効いてきます。 ★それが土壇場で運を取り戻すコツです。 それほどたいしたことではないのに景気がいいだの悪いだのと騒ぎ、どんどんミスを増やしツキをなくしているのが今の日本かもしれません。 ★悪い時は、それよりも悪い状況を仮定する。 |
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