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仮に、あなたがさえない風貌の友だちと一緒にいるとしましょう。すると、第三者から見たあなたの印象は「さえない友だちとセットで」判断されることになります。 つまり、さえない友だちやパッとしない上司と一緒にいるだけで、あなたまでもとるに足らない人物に見られてしまうのです。 だからこそ、大物経営者は秘書を選ぶときに容姿にもこだわります。これは女性秘書に限らず、男性の秘書を雇う場合でも同じです。 いかにも見栄えがよく、有能そうな秘書を連れていると、それだけで経営者自身の魅力も引き立てられるのです。秘書に美人やイケメンが多いのは、経営者の個人的趣味というよりも、対外的なイメージ戦略なのです。 テキサス州のヒューストンにあるライス大学の心理学者、マイケル・ヘブルは、人物の評価にあたって、同伴者がもたらす影響の度合いを調べました。 彼は空港の待合室にいる人たち(男女20名ずつ)に声をかけ、男性の写真を見せながら「この男性が仕事に応募してきたらどう思いますか?」と質問しました。 このとき、男性の写真は次の2パターンを用意していました。 @ 普通の体型の女性と一緒に写っている写真 A 肥満型の体型の女性と一緒に移っている写真 すると、「彼を雇いますか?」と質問に対して、次のような判定結果が出ました。 @の写真 6.90点(9点満点) Aの写真 5.95点(9点満点) また、「彼の仕事における専門性」や「対人能力」について質問しても、やはり普通の体型の女性と一緒に写った写真のほうが評価が高かった。 つまり、私たちは誰と一緒にいるかによって、周囲から受ける評価がまったく違ってくるのです。 たとえば、パリコレなどのファッションショーでは、最後にデザイナーがスーパーモデルたちを引き連れて登場します。すると、どういうわれだかそのデザイナーも大物に見えます。世界のスーパーモデルたちに囲まれているだけで、大物感が格段にアップするのです。 これと反対の失敗をしてしまいがちなのが、合コンです。 合コンになると、自分だけがモテようとして自分よりもカッコ悪い友だちや、話し下手な友だちばかりを集める人がいます。確かにその中では自分がいちばんカッコよくて話がうまいのかもしれませんが、女の子はそんなもの評価しません。 カッコ悪い友だちと一緒にいたら、あなた自身の評価も引き下げられてしまうのです。 大物経営者が自分より若くてカッコイイ、イケメンの秘書を連れていることを思い出すべきです。 自分の魅力をアップしたければ、魅力的な人間の近くにいることです。 大物の近くにいれば大物に見えるし、美しい女性と一緒にいれば大物に見えるし、イケメンと一緒にいれば、なんとなくカッコよく見えるのです。
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