|
スーツのスタイルは、主には3つになります。ブリティッシュスタイル、アメリカンスタイル、ラテンスタイルです。 ・ ブリティッシュスタイル 基本は肩が角張り、ウエストをかなり絞り込んでいます。 スーツの原点といえます。 ・ アメリカンスタイル ナチュラルショルダーで、ウエストは絞られていません。 ストレートなシルエットなので、身体全体をゆったりと包みます。 ・ ラテンスタイル フレンチスタイルとイタリアンスタイルに分かれます。 自然にスーツの裾が腰に沿うラインのフレンチスタイルに対し、イタリアンスタイルは、肩を包み込むショルダーラインと、やや絞り込まれているウエストラインが特徴です。 現在の注文服、既製服とも、これらの基本スタイルが複雑に交じり合っています。 長身で肩幅があり、体格のよい人であれば、アメリカンスタイルがよいでしょう。 ただ日本人は、一般的に小柄でなで肩の体型なので、比較的ラテンスタイルが似合います。 いろいろ試して選択するしかないでしょう。 シングルスーツは、2つないし3つボタン、ダブルスーツは4つボタン、6つボタンが一般的。シングルスーツは身体をすっきりと見せ、ダブルスーツは威厳をイメージさせます。 また、スーツにはベンツがあり、スーツ選びでは注意したいです。ベンツは上着後ろの空きのことで、もともと乗馬のために動きやすくした名残があります。 ノーベントはラテンスタイルに、センターベナトはアメリカンスタイルに、サイドベンツはブリティッシュスタイルによく見られます。 クラシックな印象を求めるのであればノーベント、センターベントはアイビールックやブレザーの軽快なイメージ、サイドベンツはエレガントで落ち着いた印象となります。 ズボンポケットに手を入れてもお尻が見えないので、欧米人に人気があるのはこれです。 腰がしっかり張っている人は、どちらかというとサイドベンツのほうが身体のおさまりがよいです。 どのベンツにするかは、自分の後姿を見られていることを思い出し、自分の体型と相談して選びましょう。 では、どうすればスーツを正しく着こなせるのか。 一言で言えば、「スーツは肩で着る」ものです。 スーツとの相性は、着た瞬間で分かるものです。 ピタリと合い、しかもしっくりなじむその印象が「自分に合っている」と思えばよいでしょう。 反対に、肩が合っていないスーツは、肩がルーズで上着がだぶついている、しかも、着心地が悪いし、姿勢にも影響してきます。 疲れた幹事に見えてしまいます。 肩が決まりますと、身体全体が決まり、背筋が伸び、軽快感が出ます。 これぞビジネスマンの好印象を決定付けるものです。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 仕事のできる男・できない男との違い All rights reserved. |