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★ 講演や演説などのトークと雑談の違いとは? 唐突ですが、「人前で話す」のと「人と雑談する」のがどう違うかお分かりでしょうか。 前者が講演や演説、独演会のような壇上などでのトークであり、後者が対等のたち位置でひとり以上の相手と親交を深めるコミュニケーションです。 この両者の最大の違いは、講演や演説、独演会のような一方通行のトークなら起承転結やオチが求められるのに対し、雑談のような複数の人がざっくばらんに話しながら打ち解けてコミュニケーションを取るには、オチも結論も必要でないという点にあります。 最近はお笑い番組の影響から、「話にはオチをつけなきゃ」とウケを狙う若者が増えているようですが、結論やオチまで考えて話すのはなかなか高等技術です。 そこまでハードルをあげずに、雑談はとっ散らかっていても、堂々めぐりしてもオールOKなものと心得ておくのがいいでしょう。 ★ 「あれ、何の話してたんだっけ?」となるのが理想形 起承転結のない雑談は、話題があちこちへ飛び、どんどん変わるのも持ち味です。 いわば興味と連想が連鎖し、どの方向に話が発展して盛り上がるか予測不能です。 そんな時間を雑談相手と共有しながら、「何の話してたんだっけ?」となるいい加減さも許されるのです。 【レッスンポイント】 ★ 講演や独演会のようなトークに必要な起承転結が、交流型のコミュニケーションである雑談には不要です。ムリにウケを狙っておもしろい話をしようとする必要はありません。 ★ 雑談は連想が連鎖し、話題があちこちに飛んでどんどん変わるものです。そんな予測不能なひとときを、相手と共有するのも醍醐味です。そんないい加減さも、気楽に楽しみましょう。
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