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★ 自分に合っていない場所での選択は、「頑張るか、変えるか、飛び出すか」のどれか あなたは今の仕事を天職と感じ、その職場が自分に最適の場と思っているでしょうか。 もしそうであればそれは大変幸せなことですが、もしそうでなくても、実は多くの人が自分と合わない仕事や人間関係のなかで、「うまくいかない」「結果が出ない」「我慢してやっている」などの悩みや違和感を抱えながらも一生懸命頑張っている現実があります。 そもそも、自分に合わない環境に対して、人はどう対処するのが正しいと思いますか? 一つ目は、たとえ合わない環境のなかでも多少のことには目をつぶり、とにかく今ある状況のなかで一生懸命働いて自分のベストを尽くすという生き方があります。 二つ目は、自分に合わない環境のしくみや制度、人員配置などをいい方向に改善する組織改革に、時間を費やしてでも地道に取り組んでいくという方向があります。 そして三つ目は、「今いる場所がすべてではない」と考え、合わない場所からさっさと飛び出し、新天地に勝呂を見出すというドライな選択肢もあります。 一つ目と二つ目は今の環境から逃げずに真剣に向き合って泥臭く努力を続けるもので、日本人の多くが小さい頃から教え込まれてきた「何ごとも逃げずにやりぬくことが大切」という伝統的な価値観に会い通じるスタンスです。 これに対して三つ目は、自分の才能が存分に発揮できない環境(仕事内容、業務のわりふり、残業時間、人間関係、いじめなど)では、どんなに頑張っても疲弊し時間の無駄に成るだけと見切りをつけて、配置換えや転職、起業での独立、はたまた昨今の日本のエンジニアに増えている海外流出のように、外の世界に目を向けるスタンスなのです。 ★ 日本がダメなら海外へ、というフロンティア精神 昨今増えている日本から海外流出した才能や技術者といえば、青色LEDでノーベル賞を受賞した3人の日本人のうちの一人・中村修二教授も代表的な例といえるでしょう。 青色LED開発を巡る特許訴訟で勤務先と争ってアメリカへ飛び出したことは、当時から大きな話題を呼びました。まさに、合わない環境に見切りをつけ、活躍の場をアメリカに移した「戦う研究者」。 とかく日本人は「今の環境で頑張るのが美徳」と考えがちですが、その発想を軽々超えるワールドワイドで柔らかなフロンティア精神は大いに見習いたいものです。 これからの時代ならSNSやネットのなかに自分が認めてもらえる場所を持つことも可能であり、それもまた、今いる場所とは別のフロンティアともいえるのです。 【これからのアクション】 合わない環境は、さっさと飛び出す。
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